ロビンの百か日

ドッグ

昨日はロビンの百か日でした。昨日は二人とも仕事だったので今日大きなダリアの花を持って会いに行ってきました。

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ロビンが亡くなったのは8月6日のとても暑い日。13歳と11か月でした。
悪性リンパ腫が見つかってから2年近く、注射や抗がん剤の治療を続けてきました。きっとロビンにとっては辛く長い大変な期間だったと思いますが、なにひとつ嫌がることもなく頑張ってくれました。本当にいい子でした。
抗がん剤が効かなくなり、治療を始めてから何度目かのリンパの腫れの始まりとともに、日に日に貧血症状が悪化してきました。
亡くなる前日、エルモがお世話になっている東大の動物医療センターで輸血をしてもらうことにしました。午前中から奥さんが病院に診察に行き、僕は仕事上がりに迎えに来てもらい病院に向かいました。とても息苦しそうな様子でしたが、僕らが声を掛けると元気が出たのか起き上がろうとしていました。
エコー検査から、心臓その他に対処出来ない程度の血栓が出来ており、その結果の貧血だろうとのことでした。
今夜が山だからこのまま病院に残るよりは自宅でと言われ連れて帰ることにしました。
その日の夜は床で一緒になって寝ました。朝起きると変わらず息苦しそうではありますが、ロビンの呼吸を確認し、山を越えたのだとひと安心しました。

午前中は会社を休み、かかりつけの病院で血栓が悪化しないよう注射をしてもらいました。ロビンは変わらず呼吸が苦しそうでしたが、エルモと一緒に留守番させて午後から出社しました。
家から駅に向かう途中、あまりの暑さに出社することに馬鹿馬鹿しさを感じたことを覚えています。馬鹿馬鹿しさを肯定して休めば良かったのだと後で後悔しました。山を越えた=大丈夫と勘違いしていたのです。

夕方仕事から帰宅した奥さんからロビンの様子がおかしいと電話を受けました。そのまま通話を続けながら帰宅の準備をして駅に向かう途中にロビンが息をしていないと言われました。
すぐに帰るからと伝えて電話を切り、走って駅に向かい電車に乗りました。最寄駅に着いた後は自宅まで走りました。
ロビンにはまだ温もりがあり、ただ眠っているだけのようにも見えました。そうであってくれたらどんなに良いかと思いながら、涙が止まらなくなりました。
亡くなる時には奥さんの方をジッと見ていたそうです。最後の瞬間に奥さんが側にいてあげられたことがせめてもの救いでした。

あれから100日。あっという間のような気がしますが、すっかり寒くなった季節を迎えたことを思えば時間の経過を感じます。
ロビンが亡くなってから、命というものが分からなくなりました。説明が難しいのですが、さっきまで確かにあったものがないというのが理解出来ないのです。ロビンが亡くなった当時、その事実を頭では理解出来ても心では理解出来ないと思ったことに繋がっているのかも知れません。

ロビンのことを考えると時間が止まったままのような気がすることがありますが、毎日が過ぎているのは事実で、それは百か日を迎えたことから理解出来ます。

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